手足口病とは?潜伏期間や感染経路を紹介!大人にもうつるの?
赤ちゃんはいろんな病気になりますよね。
初めての赤ちゃんですと体調がおかしいと焦ってしまいますよね。
いざというときに焦らないように今回は手足口病をご紹介します。
潜伏期間や感染経路、大人にもうつるのか紹介していきます。
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○手足口病とは?
毎年7~8月に多く発症するいわゆる夏風邪の一種です。
主に手や足、口の中に水疱状の発疹が出る感染症のことを言います。
原因となるのはコクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどというウイルスで、その数も数種類あるため、1度かかっても、再度かかることもあります。
感染する9割が5歳以下であり、特に1~3歳g最も多いようです。
発疹は7~10日で治まる事がほとんどです。
○潜伏期間はどの位?
手足口病の潜伏期間は約2日~5日です。
潜伏期間は水疱もなく、手足口病に感染しているかどうかがわからないのですが、潜伏期間が終わると、症状が出て感染していることがわかります。
潜伏期間よりも、症状が現れてからのほうが、感染力が高いとされ、発症してから2週間が最も感染力の高い期間です。
○症状はどんな特徴がある?
・発熱(約2割が高熱も併発するようです)
・咽頭炎
・口内炎
・水疱や発疹
・痒み
これらの症状によって食欲の低下や、脱水症状、下痢や嘔吐にもつながることが多いので、体調に注意して少しずつ経口補水液等を飲ませてあげるなどしてください。
また大人よりも、子どもの手足口病は発疹に痒みを強く感じることが多いようです。
また水疱がなくなっても痕がなかなか消えないこともあります。
発疹が収まったあと、爪がはがれたり、皮がむけることがあります。
新しい爪や皮が出来てくるので、痛みや痒みが特になければそのまま様子をみてよいみたいですね。
でも皮がベロっとめくれているとちょっとびっくりしそうです。
救急や急いで病院にいったほうがよい場合
・ぐったりとして意識が朦朧としている
・水分がとれない、おしっこがでていない
・高熱が3日以上続く
子どもは自分の症状を具体的に伝えることが難しいので、細かい状態も診てあげることが大切です。
急変する可能性もあるので、すこしでも異変を感じたら受診をすすめます。
場合によってはお医者さんよりも、ママやパパのほうが細かい異変に気づくときもあります。
その勘を大切にしてくださいね。
手足口病にかかったときには
だいたいは高熱(38度以上)がでて、その2~3日後に水疱状の発疹が出るという流れです。
40度近い高熱が出る場合もあったり、発疹の箇所がおしりや太ももなどに出る場合もあります。
○感染経路は?
- 飛まつ感染
- 接触感染
- 糞口感染
が考えられます。
症状が治まってからも、呼吸器から1~2週間、便からは長くて1ヶ月程度ウイルスが排出されます。
また、出席停止感染症の対象から数年前にはずされたので、手足口病と診断されても家庭によって登校してくる子もいます。
出席停止ではない理由としては、潜伏期間からウイルスを排出しているとされる1ヶ月という長期間休むというのは現実的に難しい。
また、ウイルスを排出する期間が長いので、感染の流行を阻止することは困難であること
そして感染したとしても、比較的重症化することが少ない
という理由から出席停止ではなくなったようです。
○子供が手足口病になったら注意することは?
・水分補給は欠かさない
・ウイルス性なので細菌をやっつける抗生物質は効かない
・直射日光を浴びない→皮膚に刺激を与え、痒みや痛みを誘発する恐れあり
・熱いもの、辛いもの、酸味のあるもの、塩分の多いものは避ける
口の中に水疱ができると、食べ物も制限されてしまいますね。
炎症を悪化させないように刺激になりにくいものを選んで食べさせてください
兄弟がいる場合はどんなことに注意する?
・タオルの共有は避ける
・うがい手洗いをこまめに行う
・一緒にお風呂に入らない
水疱のなかにはウイルスが多く存在しており、それが感染の拡大につながります。
タオルの共有は特にうつりやすいので分けましょう。
手足口病のエンテロウイルスはアルコールより次亜塩素酸系が効果あります。
お風呂は入れてもいい?
お風呂で水疱が破れてしまい、そこから感染する可能性があるので、避けたほうが良いでしょう。
また、かゆみを誘発する可能性もあるので、シャワーでさっと済ませたほうが無難です。
親が一緒に入浴することで感染する可能性が高くなるので、どうしても入りたい場合はお風呂に入る順番を最後にして、一緒に入らないようにしてください。
水疱がかさぶたのように水分がなくなっていれば感染の可能性も低くなるので、そのときには一緒に入って良いかと思われます。
大人には感染する?
感染してしまう恐れの高い状況として、
・タオルの共有をしていた
・マスクや手袋などを特にせず便の処理をしていた
・一緒にお風呂に入っていた
・子どもとご飯を共有していた(大皿で箸をつつくなど)
・子どもがマスクなしでくしゃみや咳を同じ室内でしていた
狭い空間で長時間一緒にいる親はうつりやすい状況にいます。
子どもはマスクを嫌がることも多いので、親がマスクをし、うがい手洗いをこまめにしましょう。
大人でも子供と症状は一緒?
大人が感染した場合、こどもよりも高熱が出る場合があります。(40度近い)
また、初期症状として寒気や軽い喉の痛みなどが出ることが多いです。
大人の手足口病は、治りかけになると筋肉痛のような全身の痛み、倦怠感、頭痛や関節の痛みなども出るようです。
また、発疹も大人のほうが重症化することが多く、かゆみと痛みがあり酷いときには物が握れなくなったり、歩くのも辛い状況になる場合もあります。
口の中に出来た場合には唾液を飲むもの辛いほど酷くなることも考えられます。
脱水症状になってしまった場合、点滴での補給もあるのですぐに病院に行ってくださいね。
最後に
夏風邪ときけばなんとなく軽いと思いがちですが、大人の手足口病は特に感染すると大変そうです。
感染してしまったら仕方ないですが、そうならないように予防して元気に夏を乗り切りましょう。
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