食中毒被害のある原因菌は?予防するための対策も紹介!
食中毒の予防で重要暑さが本格的と成り、チビッコは夏休みだ~!
とはしゃぐ日々ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?
大人は大人で、やれアウトドアだの盆休みだので、楽しい時期でもありますなあ。
ですが、今の時期で特に気を付けたい事の一つに「食中毒」があります。
年齢を問わず死に到る危険がある「食中毒」の原因と成る菌や予防方法、万が一発症した時の対策を説明しますので、是非ご一読願えたらと思います。
ちょっとした事で、「食中毒」は防げます。
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☆なぜ「食中毒」になるのでしょう?
と言う事で、先ずは「食中毒の原因」に関して一通り話したいと思います。
食中毒とは、食中毒を起こす元と成る細菌やウイルス、有毒な物質が付着した物を食べる事で引き起こされる症状の事を言います。
症状に関しては、主に下痢・腹痛・発熱・吐き気等の症状が出ます。
食中毒の原因によって、病気の症状や食べてから発症までの時間が様々です。
細菌が原因の食中毒に罹る人が多く出る時期は、気温が高く細菌が育ち易い5月から10月頃です。
また、ウイルスによる食中毒は、冬場に流行する事が多いです。
食中毒を起こす細菌は、土中や水中、人や動物の皮膚または腸の中にも存在して居ます。
その為、調理中に細菌が付く場合や、料理を室内に長時間置く事で細菌が増える場合があります。
それとは別に、キノコや魚のフグ等には自然に有毒な物質を含む物があり、それ等を誤って食べる事で食中毒に成る事もあります。
☆「食中毒」の原因と成る細菌は何ですか?
最初に、「食中毒の原因」を説明しましたが、次は主な食中毒の原因と言える細菌による食中毒の「原因と成る細菌」を感染の割合が多い順に説明します。
カンピロバクター菌
動物の胃や腸に居る菌で、特に、鳥類が多く保菌しています。
春から夏の発生が多く、潜伏期間は2~7日です。
原因と成る食べ物は肉類で、特に鶏肉の場合が多く、生食や加熱が不十分の場合に、感染し易く成ります。
まれにですが、井戸水や湧き水、ペットからも、感染する場合があります。
食後2~7日で、下痢・発熱・吐き気・腹痛・筋肉痛等の症状が出ます。
サルモネラ属菌
加熱不足の卵・肉・魚料理等が、感染の原因に成り易いです。
具体的には、生卵・オムレツ・自家製マヨネーズ・洋生菓子・牛肉のたたき・レバ刺等があります。
特に、加熱不足の料理を作り置きすると、一気に細菌が繁殖する事が多いです。
この菌は乾燥に強く、高温に弱いのが特徴で、感染すると、重症化する事が多いので、要注意です。
食後6時間~48時間で、下痢・発熱・吐き気・腹痛・頭痛等の症状が出ます。
重症化すると死ぬ事があるので、早期の対応が大事です。
黄色(おうしょく)ぶどう球菌
人の皮膚・鼻・口の中に居る菌です。
傷やニキビを触った手で、食べ物を直接触ると、菌が付き易く成ります。
その為、加熱した後で手作業をする、おにぎり・お弁当・巻き寿司・調理パン等の食べ物が、主な原因と成ります。
この菌が作る毒素は熱に強く、一度毒素が出来ると、加熱しても食中毒を防ぐ事が出来ません。
食後30分~6時間で、吐き気、腹痛等の症状が出ます。
腸炎ビブリオ菌
魚介類を生で食べる事が多い日本人には特に症例が多い食中毒の細菌です。
魚の刺身や寿司で感染します。
1950年の集団感染により、日本で発見された細菌です。
この細菌は、元々は海水に存在する為、塩分を含んだ水を好み、真水や高温に弱いのが特徴です。
食後4時間~96時間で、激しい下痢や腹痛、血便の症状が出て、重症化すると、死に到る事もあるので要注意です。
腸管出血性大腸菌
腸の内部に住む細菌は実に数多いのですが、一部の細菌が腸の内部でベロ毒素を産出する事で出血を伴う食中毒を引き起こします。
特にO157は、重症化で死亡する事もあるので、大変危険です。
感染の殆どは、加熱が不十分な肉類から感染しますが、患者の糞便で汚染した物を食べる事でも、感染する場合があります。
食後4日~8日経って発症し、激しい腹痛と下痢を引き起こし、その後から血便が出て最後は血液が排出されます。
ここまで来ると脳炎を起こしたり、死んだりする事もあります。
この他にも、ボツリヌス菌等がありますが、生活環境の変化に伴い日本では感染者が減少しています。
☆「食中毒」の予防方法は?
先程は、「原因と成る細菌」を説明しましたが、今度は、「食中毒の予防方法」を少し話したいと思います。
殆どの原因は、「食材が生の状態か加熱不足の状態」の物を食べる事で発症します。
他には、「室内や屋外で、作り置きした状態」の物を食べる事で発症します。
つまり、食中毒の予防で重要なのは、「食べる直前に、しっかりと加熱をする事」と、「冷凍庫で保存をする事」なのです。
とは言え、生野菜サラダ(感染例が非常に多いです)刺身や寿司を加熱する事は出来ませんから、それ等の場合は、下記の点に注意をしましょう。
野菜は水洗いを徹底して、塩を揉み込むか濃い塩水に漬けて食べる前に水洗いします。
これだけで、殆どの菌は死にます。
肉や魚を扱った調理器具は、調理後直ぐに熱湯と洗剤を使って洗い、水分を拭き取り乾燥させます。
食器も同様です。
調理する前後は、洗剤を使っての手洗いを徹底します。
意外と忘れがちなので、日頃から気を付けましょう。
同様に食前の手洗いも徹底しましょう。
冷凍保存が出来ない食べ物は、作り置きを絶対に止めましょう。
冷蔵庫の庫内温度では、細菌は活動しますので要注意です。
上記のポイントに気を付けるだけでも、
細菌の感染を、大幅に防ぐ事が出来ます。
☆もし「食中毒」に罹った場合は?
さて、ここまで「食中毒」に付いて幾つか説明をして来ましたが、最後にもし感染症に罹った場合の対処方法を説明します。
先に述べた通りで食中毒の主な症状は、腹痛・下痢・発熱ですが、その大半は自然に回復します。
ですが、下記の症状が出た場合は、速やかに病院へ行かなければ危険です。
・激しい腹痛
・血便
・意識の混濁
もちろん、症状が軽い内に病院へ行けば、回復も早い上に、軽度なら入院する事も無く回復するので
日頃から行き付けの病院を決めておくと良いでしょう。
近所に病院が無かったり、時間の都合で行けなかったりする場合は、上記の症状が出なければ、経口補水液(けいこうほすいえき)またはスポーツドリンクを多目に飲む事で、発汗や下痢による、脱水症状を防ぎます。
漢方薬を除く、市販の胃腸薬や、痛み止め等の服用は、余りお勧めをしません。
理由としては、下痢を強く抑える事で、体内から細菌の排泄を防ぐ結果、かえって回復が遅れる事がある為です。
上記の内容を良く理解して、適切な行動を取りましょう。
☆あとがき
いかがでしたか?
暑い夏場に限らず、食中毒は注意すべき事の一つですから、日頃から十分に注意しましょう。
かく言う私も、日頃から気を付けて、何とか夏場を乗り切ります!
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